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市進小学本部長の守屋厚志さんの「中学入試」について

市進学院教育本部小学本部長の守屋厚志さんが産経新聞に『【中学受験日々多感】大人度を測る最も難しい入試』と題した記事を書かれています。

以下、2009年6月17日 産経新聞から



中学入試とは一体どのくらい難しいのでしょう。入試といっても、小学校から大学までいろいろありますが、とりわけ難しいのが中学入試といわれます。

高校入試は学習範囲外からはほとんど出題されませんし、ほとんどの生徒が受験するという環境もあって本人の意識も十分です。入試問題の難度としても公立ならトップ校の入試では満点近くを取る生徒は多数います。

大学入試は問題の難度が高くなりますが、その分受験生の精神年齢もグッと上がります。受験に向けての意識も姿勢もしっかりしてきます。逆に小学校入試では、保護者のかかわりが、かなり重要な位置を占めるでしょう。本人にしても5歳ほどでは受験校への「あこがれ」を持たせることはできても「合格に向けた執念」までには届きません。

この点、中学入試はすべてがこれらの中間に位置します。「大人度を測る試験」ともいわれますが、精神的にまだまだもろく、加えて出題内容は小学校で教える範囲をはるかに超えています。受験生にしても首都圏でおよそ5人に1人ですから、遊び盛りの子供にとっては周囲の誘惑が大きく、決して受験に最適な環境とはいえないでしょう。

これらを総合して中学入試が一番難しいといわれるゆえんです。このため、中学入試には早いうちから対策が必要と誤解されがちですが、決してそうではありません。小学校で小数も分数も習わないうちから割合だ、比だ、と教えられても、子供の頭の中はパンクしてしまいます。     

学習とは、本来楽しいもの。今まで知らなかった世の中の不思議を解き明かし、自らの理解力や見識を広めるもののはずです。早いうちから知識の詰め込みばかり行ってしまうと「なぜ?」の意識が希薄になり、学習とは単に「暗記する」「数式を解く」という作業になってしまいます。これでは知的好奇心の育つ余地もありません。

入試の合格点をクリアすることだけを目標に勉強させると、反動から勉強嫌いになったり、勉強に見向きもしなくなったり...という結果にもなりかねません。

中学入試は、決してゴールではありません。その後の成長まで見通した、スタートとして考える必要があるのです。では、中学受験を目指すには、いつごろから準備をすればいいのでしょうか?(市進学院教育本部小学本部長 守屋厚志)


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